お客さま満足度の向上

お客さま満足度の向上に関する考え方

当社は、「日本の家づくりをつくる。」を経営理念として掲げております。
人々の暮らしも大きく変化する中、高品質な商品の提供や、お客さまの負担を軽減するサービスを通じて、住宅という観点からお客さまに常に新たな価値を提供してまいります。

重要課題(マテリアリティ)

品質管理の取り組み

施工基準や施工マニュアルに則り、質の高い商品を提供できる体制を整えております。
一つの現場に対して、基礎工事完成時、雨仕舞・断熱・気密等の検査、住宅完成時の3回にわたって品質検査を実施しており、改善項目が発生した場合は、適宜是正指示を行っています。
品質検査の評価点についても全支店共通の四半期ごとの目標を掲げており、より安全で安心な住居を提供できるよう努めています。
ロゴスホーム、豊栄建設、GALLERY HOUSEの各事業会社において、品質改善を目的として、月次でアフター会議を実施しています。
アフター会議で挙げられた改善点については、マニュアルの改訂や施工方法の見直し等で対応し、変更内容をまとめた「変更通知書」を全社に周知しております。
ロゴスホームと豊栄建設では、会社をまたいでの安全パトロールを2か月に1度実施しています。
現場でのチェックを行い、改善点を共有した上で、より高品質な商品の提供に繋げております。

重要課題(マテリアリティ)

品質向上に向けたDXの推進

IT技術の活用により、グループ全体での品質の統一を図っています。
※詳細は「DXの取組み」をご参照ください

お客さまに寄り添ったサービスの提供

お客さまに安心して家づくりに臨んでいただけるよう、従業員一丸となって取り組んでおります。
商談段階においては、イニシャルコストやランニングコストについてお知らせするなど、様々なご説明をしています。
またショールームでの各種展示やシミュレーションの提供など、お客さまに不安なく商品を買っていただけるようなサービスを整えております。
施工中は、施工管理ツールを使った施主報告を実施し、こまめに現場の状況をお伝えしています。
遠方にお住まいなど、様々な事情で現場に来ることのできないお客さまにも安心していただけるようなサービスを提供しております。
施工現場には安全ボックスを設置しています。
ヘルメットや救急箱、消化器、トラロープ等が準備してあり、お客さまの安全も確保した上で現場をご覧いただけるようにしています。
また、新型コロナウイルス感染症の状況も鑑みて、現場でのアルコール消毒も実施しております。
お客さまにより良いサービスが提供できるよう、お客さまアンケートを実施しています。
いただいた意見は全社に共有しているほか、改善が必要な部分は担当部署が改善策を検討し、対応しております。

重要課題(マテリアリティ)

お客さま満足度向上に向けたDXの推進

お客さまのあらゆるニーズに対応できるよう、DXの一環として様々なツールを活用しています。
※詳細は「DXの取組み」をご参照ください

写真
写真

定量データ

KPI
単位
年次目標(2023/5期)
実績(2023/5期)
施工管理ツール
活用率向上
%
施工管理ツールの利用実施率において、
以下の目標を達成する
ロゴスホーム:90%
豊栄建設:80%
ロゴスホーム:80%
豊栄建設:90%
全点検に占める
リモート実施率
%
全点検に占めるリモート実施率において、
以下の目標を達成する
ロゴスホーム:50%
豊栄建設:20%
ロゴスホーム:18.2%
豊栄建設:28.0%
品質検査の
評価点
品質検査における評価点の平均において、
以下の目標を達成する
ロゴスホーム:90点
豊栄建設:90点
ロゴスホーム:94.93点
豊栄建設:91.19点

労働安全

労働安全に関する考え方

高品質な商品を提供するためには、家づくりに携わる全ての施工事業者の安全管理も重要です。当社グループでは、施工現場において適切な安全措置を整備し、安全の確保に努めております。

労働安全マネジメント

グループ各社において、品質検査の取組みの中で安全面の検査も実施しております。ロゴスホームと豊栄建設では、現場での安全に関して定期的に報告会を実施し、情報やノウハウの共有を行っています。

労働安全の取り組み

ロゴスホームでは、定期的に業者が安全パトロールを実施し、写真も含めた報告書を提出しています。
また、施工管理ツールと連携した品質検査も実施しており、足場や手すりが適切に設置されているか等を確認しています。
検査の中で早急に是正が必要な事項が発見された場合は、個社に直接是正措置を行う体制になっています。
万が一事故が起きそうな案件があった場合は、現場監督や品質検査の検査員、各ブロックのリーダーなどが参加する月次の周知会議において共有し、関連業者に周知しております。
豊栄建設では、特に高所からの転落防止について、品質管理の報告項目の中に入れて評価し、転落・落下事故の防止に努めています。
万が一事故が起きそうな案件があった場合は、チャット上での注意喚起を行うほか、より重要度の高いものについては、全社通達として周知しております。

写真
写真

DXによる労働安全の推進

施工管理ツールの活用により、労働安全の取組みをさらに推進しています。
※詳細は「DXの取組み」を参照

ダイバーシティの推進

ダイバーシティの推進に関する考え方

当社グループは、性別や身体的特徴、国籍などにかかわらず、様々な人材が活躍できるような組織風土を強みとしています。
これからも、全従業員が安心して、幸せに働くことができるよう、ダイバーシティの推進に取り組んでまいります。

重要課題(マテリアリティ)

女性活躍の推進

当社グループは、全従業員のうち41%が女性であり、様々な職種で女性が活躍しています。
女性のライフステージに応じた社内でのサポートも実施しており、例えば、育児中の女性従業員が集まり、月次のランチ会やチャットでの情報共有を行う活動である「MAMA部」を2022年から開催しています。
今後も、マテリアリティのKPIとしても掲げている新卒女性採用比率の向上や、女性管理職向けの研修の実施などの取り組みを行い、より多くの女性が活躍できる環境を整えてまいります。

重要課題(マテリアリティ)

障がい者雇用の推進

グループ各社において、障がい者雇用を推進しており、事務や現場など、様々な場所で活躍しています。
柔軟な勤務形態を整えるなど、自分らしく働いてもらうための環境を整備しております。

重要課題(マテリアリティ)

ダイバーシティに関する研修

2023年4月に、全役職員向けeラーニングとしてLGBTQに関する研修を実施し、受講率は100%でした。
今後もダイバーシティに関する様々な研修を行い、従業員の理解度促進に努めてまいります。

その他の取り組み

特に技術職において、60歳以上のシニア人材を積極的に採用しており、これまでに培った専門的な知識や技術を発揮しています。
また、再雇用制度も対象者の約95%が利用しており、様々な場で活躍しております。

定量データ

KPI
単位
2021/5期
2022/5期
2023/5期
男女別従業員数
男性:女性
280:177
男性:女性
305:209
男性:女性
298:208
年齢層別従業員数
30歳未満:30歳~50歳:50歳超
156:239:62
30歳未満:30歳~50歳:50歳超
169:271:68
30歳未満:30歳~50歳:50歳超
163:280:71
女性管理職比率
14.2%
10.8%
13.0%
新卒採用女性比率
36.0%
35.5%
28.57%
※24年5月期 内定承諾者の女性比率:45.8%
障がい者雇用率
1.7%
1.2%
0.9%

ワークライフバランス

ワークライフバランスに関する考え方

人々の暮らしが変化する中、当社グループの従業員の働き方も変化しています。ライフステージや生活様式に合わせて多様化する働き方を尊重し、従業員がさらにいきいきと働けるよう、各種制度や職場環境の整備を行っています。

重要課題(マテリアリティ)

柔軟な働き方の推進

従業員がより働きやすい環境を整え、生産性を向上できるよう、様々な制度を整備しております。
ライフステージに合わせて柔軟に業務を行えるようにするため、産休制度や育休制度を設けています。
また、短時間勤務制度も設け、従業員の希望に合わせて多様な働き方ができるようにしています。
場所にとらわれず時間を有効活用できるよう、全従業員がテレワークを行える環境も整えています。
現在は、事務職や設計職を中心に、全従業員の約3割がテレワークを実施しています。
休暇・時短勤務制度は以下の通りです。

 ・ 有給休暇制度
 ・ バースデー休暇制度
 ・ 産前・産後休暇制度
 ・ 育児休暇制度
 ・ 育児短時間勤務制度
 ・ 介護休暇制度
 ・ 介護短時間勤務制度

重要課題(マテリアリティ)

従業員の健康増進

長時間労働は、日本において長年の問題になっています。
当社グループにおいても、従業員の健康を守りながら事業を推進していくため、長時間労働を防止する取り組みを実施しています。
業務で使用するパソコンについては、立ち上げ可能な時間を設定し、休日出勤の抑制も含め、適切な労働時間での業務遂行を促進しております。
定期健康診断は、受診率100%を達成するため、必要に応じて従業員へのフォローを実施しています。
当社グループ全体でストレスチェックも行っており、受診率は9割以上です。
ストレスチェックにおいて高ストレスと判定された従業員には産業医面談の案内を送付し、希望者は面談を受けることができる体制としております。
万が一事故が起きそうな案件があった場合は、チャット上での注意喚起を行うほか、より重要度の高いものについては、全社通達として周知しております。

定量データ

KPI
単位
2021/5期
2022/5期
2023/5期
離職率
10.2%
13.3%
14.2%
テレワーク実施率
5.0%
9.33%
15.31%
育児休業取得率/復帰率
53.8% / 100%
33.3% / 100%
42.1% / 100%
法定時間外労働時間
時間
13.9
12.0
13.8
定期健康診断受診率
%
100.0%
99.42%
100.0%
ストレスチェック回答率
95.2%
84.11%
90.51%

人材育成

人材育成に関する考え方

当社の理念である「日本の家づくりをつくる。」を体現する人材を育成することを基本方針としております。

重要課題(マテリアリティ)

人材育成体系

新卒1年目の従業員を対象に、「LRS(Logos Rookies Session)研修」を実施しています。
1年間の研修期間を通じて、ビジネスパーソンとしての基本的な知識やマナーを身につけることができ、当社の理念やマインドを理解する場としても位置付けています。
新卒1年目の従業員に対しては、このほかにOJT研修も行っており、OJTを行う指導係に対しても研修を行い、OJTの実効性を高めています。
その他、技術系の職種や営業職など、職種ごとの研修も実施しております。

重要課題(マテリアリティ)

キャリア開発の支援

業務に必要な資格については、報奨金制度を当社グループ全体で整備し、従業員の積極的な資格取得を促進しています。
人事制度の一つとして職能制度があります。
当社グループ全体で共通して求められる能力と、部門ごとに求められる能力を役職ごとに評価し、個々人のさらなる成長を促す制度として活用しています。

従業員満足度の向上

従業員満足度の向上

従業員満足度調査を年次で実施しております。
調査の結果を取りまとめた上で分析し、重点改善項目については必要な施策を実施することで、従業員全員がより働きやすい環境の整備を目指しています。

定量データ

単位
2021/5期
2022/5期
2023/5期
主な研修の受講人数(延べ)
345

実施プログラム:受講人数(延べ)
・新入社員研修:24
・理念研修(豊栄建設・全2回):198
・労務管理研修(豊栄建設・全2回):123
813

実施プログラム:受講人数(延べ)
・新入社員研修:24
・コンプライアンス研修:789
2107

実施プログラム:受講人数(延べ)
・新入社員研修:22
・コンプライアンス研修(全4回):2001
・理念研修(豊栄建設):84

地域貢献

地域貢献に関する考え方

当社グループは、人と人の繋がりを大切にし、社会の一員として、地域と共生・発展できる永続的な貢献活動を行うことを地域貢献における基本方針としております。
事業を展開している地域が主催するイベントへの協賛、参画に留まらず、当社グループ独自の取組みであるOB感謝祭に地域貢献の考え方を取り入れて運用するなど、事業を通じて地域の社会に貢献してまいります。

重要課題(マテリアリティ)

OB感謝祭について

OB感謝祭は、当社グループの物件を購入いただいたお客さまとの関係性を大切にし、同じ地域にお住まいになるお客さま同士のつながりを実感してもらえるように、お客さまを招いて開催するイベントです。
地域ごとに不定期に開催し、お客さまに楽しんでいただけるようなゲームやお客さま同士の相互交流を促すような企画、町内会の紹介など、新たな地域にお住まいになるお客さまの不安を解消するための企画をご用意して行っています。
これまでは、グループ会社や拠点ごとに個別に開催していましたが、2024年5月期以降はグループ全体で情報共有を行い、より組織的な開催を予定しています。

重要課題(マテリアリティ)

モデルハウスプロデュースプロジェクトについて

2023年6月より、札幌学院大学と連携し、「モデルハウスプロデュースプロジェクト」を開始しました。
地域の学生と当社でプロジェクトメンバーを組み、次世代に響く新しい目線の住宅のプロデュースを共に行います。
地域社会の課題や地域発展への取り組み、市場調査・モデルハウスの企画・プレゼンテーション・設計・情報発信などを1年を通して実施します。
今後は当プロジェクトを継続的に実施するとともに、拠点ごとや、他の大学への展開、他企業との横展開についても予定しています。

重要課題(マテリアリティ)

その他の地域貢献活動について

今まで、北海道札幌市・帯広市で開催される花火大会や、岩見沢市で開催される野外音楽フェスティバルなどの地元イベントへ協賛・参画してきました。
現在は拠点ごとに地域貢献活動を行っていますが、今後はOB感謝祭同様、グループ全体で組織的に地域貢献活動を行ってまいります。
地域イベントに関するグループ会社への情報共有体制を構築することで、グループ全体に運営ノウハウを共有し、拠点ごとに地域貢献活動をより円滑に運用できるよう支援する計画です。

DXの取り組み

DXに関する考え方

DXを推進することにより、当社グループの従業員がより働きやすくなるだけでなく、お客さまにもより幅広いサービスを提供できるようになります。
当社グループでは、事業オペレーションとお客さまへのサービスの両面で、様々な施策を実施しております。

重要課題(マテリアリティ)

事業オペレーションにおけるDX

事業の効率化を図り、安全で働きやすい環境を整備するため、DXを推進しています。
当社グループでは、業務フローに合わせたCRM/SFAシステムを導入しております。
CRM/SFAシステムを活用することで、業務に関わる手続や従業員への仕事の割り振りなどの効率が上がり、生産性の向上に繋がっています。
また、今年度より人事管理システムを導入し、従業員の情報を集約できるようにしています。
当社グループの従業員の情報を一元管理できるようになるだけでなく、履歴書が不要になるなど、ペーパーレス化にも貢献する取組みです。
さらに、現場では、施工管理ツールを活用し、品質に関する情報だけでなく、足場や手すりの整備状況など、労働安全に関する情報も含めてシステム上で閲覧できるため、品質管理や事故の未然防止に有効です。
また、品質や現場の安全確保に関して周知が必要な事項があった場合も、施工管理ツールの全社通知機能を通じて、業者も含め案内できる体制としています。

お客様サービスにおけるDX

重要課題(マテリアリティ)

全てのお客さまにより良いサービスを提供するため、DXを推進しております。
ロゴスホーム、豊栄建設ともに、お客さまへ電子カタログを提供しています。
カタログをすぐにお客さまのお手元に届けることができるため、商談における利便性向上につながるとともに、ペーパーレス化にも貢献しています。
全件電子契約を導入できる体制を導入していますが、さらに約款のご説明用動画を作成することで、2023年5月より約款説明の電子化を実現しました。
これにより完全オンラインでの契約が可能になり、より場所や時間を問わない柔軟なサービス提供が可能となりました。

OBさま向けのサービスとして、アプリの提供も予定しています。
住宅保証の情報やアフターサービスの対応期日等が確認できるサービスで、住宅に関連する情報をお客さまがより確認・管理しやすくなります。

リモート商談の体制整備にも取り組んでいます。
現在も希望されるお客さまにはリモート商談を100%提供できておりますが、お客さま・従業員それぞれに対するマニュアルの整備等を通じて、より多くのお客さまにリモート商談をご利用いただけるよう、今後も取り組みを進めてまいります。

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